■ 筋トレ効果
体温が1℃下がると免疫力が30%も落ちると言われています。
体温が1℃上がると免疫力がなんと5~6倍に跳ね上がるそうです。
身体を冷えから守り、熱を保っていくのはとても大切なことがわかりますね。
からだの中に熱を作ろうと頑張っている器官・・・。
意外と知られていませんがこれが「筋肉」であると以前このコラムでご紹介いたしました。
筋肉は体温の40%以上を作り出している人体最大の産熱器官です。
平均すると筋肉は体重の40%を占めます。
そしてそのうちの70%が下半身の筋肉だそうです。
下半身を鍛えると筋肉が活性化され体温が保たれ免疫力が高まる。(医学博士 石原結實)
90歳を超えても舞台で演じられていた女優の故森光子さん。
彼女が毎日のスクワットトレーニングで下半身を鍛えていたことはよく知られていますね。
アメリカでは筋肉を鍛えることが国家レベルで推奨されています。
産熱もさることながら、さらに違う効果が期待されています。
きっかけは高齢者の自動車事故が急増したからのようです。
なぜ筋トレと自動車事故?
からだが動くのは脳が命令を出し、神経をたどって筋肉を動かすから。
加齢と共にこの動きが遅くなってきます。
子供はパッと動けるのにお年寄りは一呼吸おいてしまいます。
「反応が鈍い」と一言で片付けられてしまいます。
しかしこれは筋力の低下にともなって神経経路が鈍くなっているからのようです。
筋肉量は20歳から75歳までに約半分の量になると言われています。
筋肉を鍛えればこれらの衰えを緩和していけると筋トレを推奨しています。
高齢者のみではなく若い人にとっても効果的であると広く浸透してきています。
年末年始、お酒を飲む機会が増えからだに負担がかかる時期になりました。
脂肪を燃焼する有酸素運動が広く行われていますが 筋肉を鍛える無酸素運動を暖かいお部屋で
積極的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。