■ 「ハアーーーッ、粋な人だネー・・・」
落語で、太鼓持ちが街行く人を見てこうつぶやき、続けます。
「あーなるまでにはかなり家、蔵を無くしているね。」
単純なセリフの中に「粋な人」になるための真髄が込められていますね。
ファッションには多少の我慢が伴いますよね。
暑いやら、寒いやら、窮屈やらを我慢してまでもしなければならないこともあると思います。
それが周りの空気を和やかにしたり、自らの気品を保ったりします。
素敵なインテリア空間作りも不便さを伴います。
動かずに何でも手の届く範囲に物を置けばそれは便利にはなります。
しかしそこに美しい空間ができるとはとても思えませんよね。
ダイエットによく効く。
今注目の成分。
毎日水を飲むと○○。
健康十か条。
脳に良い習慣。筋肉作りは健康に効果的。
こんな歩き方が効果抜群。
糖尿病に予備軍にならないために。
なぜ同じことが手を変へ品を変へ、表現を変え、繰り返されるのでしょうか?
それは・・・多くの方がそれに関心を持ち飛びつくから。
多くの方が飛びつくのはほとんどの方は切実でなく、それを続けらず挫折してしまうから。
そして次はもっと楽で簡単な方法を探してしまうから。
本に書かれていること、TVでの健康法など言いたいことは結局同じではありませんか?
一番大切なことは、多少の無理をして生活の不便を押してまで続けられるか、ということ。
そしてその不便さが楽しさに変わってくることを実感できるか。
そこに行き着いてしまいますね。
1日5分、身体によいと思ったことを1ヶ月続けてみてください。
5分でいいんです。1ヶ月できたらもう5分増やしてください。
生活の一部になったときには身体の改善が始まります。