■ 慌てて撮った空気
朝9時ころ、あわててバッグからカメラを出し、シャッターを切った。
魚屋さんのご夫婦の後姿。
10mくらい先にお店があります。
もう80歳くらいになるんでしょうか。
奥様がご主人の腕をつかみ、手をつなぎ、足早にお店に向かっています。
足早というのが面白くて・・・・・。
親父の頑固さ、それにあきらめながらもくっついていくおかみさん。
20年や30年では絶対作り出さない、2人で作り上げたオーラ。
とてもHAPPYな気持ちになりました。
しかし、こんな方たちがますます生活しにくくなっている。
「江戸っ子は宵越しの銭はもたねぇ」
なんて言いますが、
もしかしたら持てなかったのかも知れない。
でも、明日のお金を持たなくても生活していける社会って、素晴らしい。
最高に成熟している社会ではないだろうか。
60歳で退職して、つましい生活ではなく、まあ時々贅沢して旅行など、孫にも小遣いをやって、85歳で夫婦で天寿をまっとうした場合の生活費合計が・・・・・。
ナント、2億円とTV番組で言っていた。
そこまで行かないまでもざっと計算して1億円は必要になるんじゃないだろうか。
これが成熟した社会だろうか?