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■ 目が・・・、点になって、口が・・・ポカンと開いて 唖然とした日

■ 目が・・・、点になって、口が・・・ポカンと開いて 唖然とした日

この記事を書くにはちょっとはばかっておりますが、女性にはなお申し訳ありませんが・・・。

こんな些細な場所で、大きな転換期を知った。

ギフトショー

ギフトショー最終日。
閑古鳥が鳴いている展示会の中で唯一賑わいを見せる展示会。
昔は名の通り「ギフト商品」だったけど、現在はありとあらゆる商品が展示されている。
あの国内最大の東京モーターショーが10日間くらいの開催だったかな、60万人の入場者に対して、わずか3日間で20万人の入場者、しかも年2回開催されている。
あらゆる開発関係者は1日かけて足を運んで欲しいショーです。
商品のトレンドが体感できます。
しかし、行く度に思います。
「商品開発のレベルが上がった」と。
これより先何やるの、と・・・。

あと1時間くらいで閉会の時に足早に歩いていると、6コマくらいの広いスペースを贅沢に使ったブースがありました。
赤で統一されて、説明員も赤。
チラッと展示棚を見ると化粧品のようにきれい。

「お名刺と交換しておりまーす」
とよくある声が聞こえ目をやるとカウンターのところでサンプルを配っている。

「あれは何だろう?」
プラスチック製の卵のようなものに何か印刷がしてある。
「面白そうだな、ちょっとサンプルをもらっていくか」と並んだ。
前の人の「これは何ですか」との質問に耳を立てて聞いていると、
コンパニオンの若い女性が、爽やかに、

「これは 男性が、マスター・・・・・」

「えっ、よく聞き取れなかったけど、聞き間違いだよなあ」

 

この画像はイメージです

自分がサンプルをいただける番になったので卵(のようなもの)を指差して、
「これはなんですか?」 とあらためて聞いてみた。
すると、

「はい、これは男性がマスターベーションをする時に使用します。
このように・・・・・」
といって軽く実演をする。

みると透明アクリルで作った棒が立ててある。

「エッ・・・・・・・・。エエーッ・・・・・・・・・」「エーーーー」
目が点になった瞬間である。
「ウッ、ウッ、嘘でしょー・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ここは あのビッグサイトで、しかもギフトの展示会である。
「歌舞伎町ではない」

しばらく外れて口をあんぐりしながら立っていると、30代くらいの美人の女性が右手に名刺を持ち、同じように、
「これは何ですか?」と聞いていました。
当然同じように答えます。
「はい、これは男性がマスターベーションをする時に使用します。このように・・」
女性は当然びっくりして、
「私は今からどのような態度をとるべきか、これをもらったらいけないわ、でも何なんだろう」
とでも言ったようにはにかみながら 名刺を出したり、引っ込めたり、出したり、引っ込めたり前後に揺すっていました。
ちょっときょろきょろし出して、私と目が合ったので、
「あんなに爽やかに言われてもねー」と思わず言ってしまいました。

 

知り合いのデザイナーがいるブースを眺めながら、やはりあまりの衝撃に気になり、営業マン(男性)の話をききたかったので閉会10分前くらいでしたが再び戻りました。
商品が気になったというよりも、この公の舞台で正々堂々と恥かしげも無く、女性コンパニオンを使ってデモンストレーションしていることがとても気になりました。

商品説明を聞いた後、売れ行きを聞きましたがとても好調だと言います。
いかがわしいその手の店から脱却して様々なところで販売し出しているので 意外にも女性の購入者が多いという。パロディーで買う人。3次会の景品で買う人。だんな様が出張の時にいかがわしい店へ行くよりはと買って渡す奥様。
スポーツ感覚になりつつあるしそうしたい様子。

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遊郭へ行くのがまかり通り、後ろめたさがまったく無かった時代。
それは男性がリードしていた時代。

草食系男子が増えてきて一種それを助長し、影の部分に光をあてたマーケティングが出てきた。
じめじめしたものを、ギフトショーという大舞台で周りが唖然とするのを尻目に躊躇することなく、
「だって男の営みでしょ」というばかりに堂々とマーケティングしている。

女性がリードし始めた。

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